真のSIerを目指す必要があるということ。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20090723/1248331426
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20090724/1248410699
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/AntiSeptic/20090724/p1


ひがさんは暗にコンプライアンスと「有効需要の原理」の有効性を説いているのだと思う。


IT業界に仕事がなくなっているのは事実であり、需要と供給のバランスをとるのであるならば当然、数量調整を行う。つまり、システムを提供しているSIerの絶対数を調整する必要がある。


そういった場合に一番の調整対象は違法な業務形態企業である。
それでは足りない場合にはシステムの企画・構築・運用まですべて同一SIerが行うことによってSIerの絶対数を調整することになる。


また、安くて良いシステムを構築するにはユーザー企業とSIerの歩み寄りが必要不可欠であるため、そういう意味ではユーザー企業の努力をお願いするのも致し方ないと思う。


それでも、仕事が減り続けるとIT業界が縮小していくことは否めないので、新たな市場を開拓していかなければならない。


あたりまえだけど、システムの企画・構築・運用では企画・構築については仕事に浮き沈みがある、逆に運用は安定的。けれども、前者は後者に比べて楽しみや、やり甲斐が多いのも事実。


好況時は企画・構築で儲け、不況時は運用で耐える。
こういったトータライズな業務を実現している企業は生き残るんだと思う。
本来、SIとはそういうことを指しており、それらすべてを体現しているのがSIerだと思う。



不況時のSI屋の方向性について - http://d.hatena.ne.jp/kensir0u/20090622/1245679713