人月計算する人にアムダールの法則を教えてあげよう。

アムダールの法則によると

  速度向上比=人数/{並列できる仕事+人数×(1−並列できる仕事)}

となり、
  1.仮に並列できる仕事を5割とし、10人で作業をする場合に

  速度向上比=10/{0.5+10(1−0.5)}
       ≒1.82倍

  約180%増し

  2.これを20人にしてみよう

  速度向上比=20/{0.5+20(1−0.5)}
       ≒1.90倍

  約190%増し

結果からすると速度は人数が増えても大して変わらない。
さらにいうと2.は遊んでいる人が増えている。

人月計算するときに、よく人と期間の因子をもって見積もる人がいるけども
それだけじゃかならず、実際の期間よりも短く見積もったり、実際よりも少ない人数を見積もったりする。

チームで仕事をするというのならばこれをみんなに教えてあげよう。
※理論上では並列できる仕事が10割だったら人数×仕事=速度向上
比だけども、並列できる仕事、つまり他者と関連がない仕事、いうなれば共同作業
がないってことだからシステム開発はできないよね。